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【講演レポート】発達の困りにどう対処?その最先端「得意なことを見つけて活かせる場を」

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2018年11月23日(祝)、福岡市のふくふくプラザ内、ふくふくホールで一般社団法人発達障害支援アドバイザー協会主催の講演会「発達の困りへの最先端の取り組み~認知機能、感覚、不器用、生活・社会機能~が開催されました。

 

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講演に登壇されたのは研究者であり、レデックス株式会社代表取締役でもある五藤博義氏。

 

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研究分野は認知科学、教育工学でベネッセ研究所長などを歴任。35年以上学びの環境の研究開発に取り組まれてきたそうです。

 

ここでは五藤博義氏の語られたことを一字一句お伝えすべきとも感じるのですが専門的なことを専門知識少なめの私がお伝えすることは、かえってわかりにくく伝わってしまうのではないかと考えました。今回は要点だけをカンタンにお伝えしていきます。

 

発達の仕組みとは

 

発達=認知機能が形成され高度化していくこと=後天的環境相互作用で発達していく

 

発達メカニズムをジャマするもの

 

・視覚・聴覚などの情報獲得センサーの不具合

・注意や記憶といった分析・判断メモリの不具合

・認知機能と神経ネットワークの連携不具合

 

最先端の取り組み=ソフトを活用した支援ヒントの獲得

 

講演ではレデックス社が開発したソフトを活用した発達の困りへの支援対応事例について説明がありました。

 

・ビジョントレーニングⅡ

・聴覚認知バランサー

・こども脳機能バランサー

 

などのソフトを用いて、不得意・得意など認知機能を見える化し、それをもとに学習特性の理解や環境調整を検討でき、総合的な配慮が実現できるようになっています。特筆すべきはこれらはすべて「楽しみながら」トレーニングできるソフトであるということです。

 

体験版が利用できる

 

気になった方でパソコンをお持ちなら体験版を無料でダウンロードできます(Windows版)。私も講演後、帰宅して実際にダウンロードしてみたのですが、たしかにゲーム感覚でトレーニングもできると思いました。脳トレにもよさそうです。

 

www.ledex.co.jp

 

これでは講演レポートにならないと思います。実は私のなかで、講演の最後に五藤氏が付け加えまとめられた1分半ほどのスピーチがとても印象的で素敵でしたので、ここに要約を記します。

 

できないをできやすくするには?と考える!

 

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いろんな部分は外見を見ているだけではわかりません。いろんな段階でいろんなことが組み合わさりできています。子どもらの「できない」について、その全部ができないというわけではありません。漢字が書けない子に何度も漢字の練習をさせても「かたちを理解できていなければ」記憶することにはならないのです。できない部分を見つけ出す必要があります。

 

何かができなかったらどうしてできないんだろうと考察してみてください。情緒や健康が問題になっている場合もありますし、感覚たとえば変な音やにおいがしているというようなことがジャマになってできなくしているということもありえます。

 

できないという局面に絞って考えるのではなく視点を変えていただき、周囲の環境を見てその子ができるようになるには? 今いる環境で、それをどう変えればその子ができやすくなるのかを考えていただきたいと思います。

 

 

ここ数年で発達障害という言葉や意味、症状などが広まり知られるようになりましたが、私たちは正しくその内容を知り、把握しておくべきだと感じました。

 

発達障害簡易チェッカーもリリースされている

 

関連してですが、主催者である一般社団法人発達障害支援アドバイザー協会は、発達障害簡易チェッカーというスマホアプリを開発し無料リリースしています(全特性の支援ヒントビデオと結果レポートを見る場合は960円の課金あり)。試しに利用してみましたが、とてもシンプルで使いやすかったのでリンクを貼っておきます。

 

発達障害簡易チェッカー

発達障害簡易チェッカー

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