先月、新しいメディア(ブログ)を立ち上げて、ようやく1本目の記事を作成したのですが、なんとくなく思いつきで博多弁に変換してみました。
時間的に許せる方はぜひ、読まれてみてください。
博多弁が読みにくい方はコチラ!
労働生産性の定義、高める方法、100%出しきれる環境について考察してみたと
2019年、元号「令和」の発表日に始まった働き方改革。法律で主に長時間労働、有給休暇取得不可という状況を回避できるようになったのは知っとうよね。
ばってんタイムカードを打刻して残業しよる、家に持ち帰り仕事をしようとよという話も聞くっちゃんね。
やっぱ仕事量が変わらんけど時間だけが凝縮されとうけん、仕方ないっちゃんね。
これまで会社に居た時間が長かった人ほど、週40時間という法定枠もしくはそれプラス残業上限枠の時間のなかで、どげなふうに仕事を終わらせようか悩んどうと思うとよ。
なかにはコロナ禍で強制的にテレワークに移行してから、いろんな理由(家事や育児など)で仕事に集中できんで、どげんすれば効率よく仕事を進められるとかいなと試行錯誤しよる人もいるやろうね。
そこで第1回目となる今回は、うちらはどげんして労働生産性を高めていけるとかいな、その方法などについて考察していこうと思いよります。
労働生産性の定義
コトバンク(朝日新聞掲載キーワード)によるとくさ
労働者が1人当たり、または1時間当たりでどのぐらい「成果」を生んだか示す指標。(中略)労働生産性が高い(1人当たりの付加価値額が高い)ほど、少ない労働力で効率的に成果を生み出せ、経済成長の要因とみなされている
と解説されとうとよ。
労働生産性は雇用主・被雇用者双方の課題
定義解説から労働生産性は、
・雇う側
・雇われる側
双方の課題であるといえるっちゃんね。
雇う側(会社、団体、組織、経営者、管理職)が考えんといかんがひとりあたり、うちら雇われる側が考えんといかんのが1時間あたりの働き方ということになるとよ。
今回はくさ、後者にクローズアップして、考えながらやけど、伝えていくけん。
労働生産性を高める方法を考察
労働生産性を高めるには、
・集中力を向上させる
・効率化を図る
の2つの方法に取り組むと。
集中力を向上させる
ここでは「仕事だけに力を注ぐこと」を集中力とするけん。ばってんねヒトにはくさ
・集中力を発揮できるとき
・集中力を発揮できないとき
があるとよ。深堀りすると
集中力を発揮できるとき
・好きな仕事をしている
・ゴールが見えている
・何かしらのリターンがある
集中力を発揮できないとき
・やらされ仕事をしている
・終わりが見えない
・目的や意味を見いだせない
このように分けられるとよね。要は主体性の有無が集中力に大きく影響すると。ばってん若手、新参者はくさ(キャリア採用を除き)組織の最下部からスタート、リスタートするけんね。
やけん初めはくさ、仕事は誰しも与えられるところから始まるっちゃんね。与えられた仕事をこなすことがゴールと考える人も多いと思うんやけど今の時代くさ、仕事に慣れてくると物足りなくなると。
今はくさ与えられた仕事をこなすだけで昇給、昇格できる時代ではなかと。また世の中のスピードは5G並みに速くなっとうけん年代関係なく結果を出せる時代やん。みんな若い時分から何かしら爪痕を残そうと考えとうし、焦っているようにも思えるっちゃん。
しかし博多、ちがう日本、ちがう世界のありとあらゆる仕事の勢力分布図のようなものがあったらきっとね、与えられた仕事が大半で主体的な仕事とかさ、ほんの一握りやんね。
したいと思わん仕事やけん集中できんとか、そう思っとうもんにねオススメしたかのは仕事の主体化よ。仕事は考え方ひとつで主体性を持たせることができると。具体策としては自分で
・したいと思わん仕事をくさ好きな仕事に変えると
・終わりが見えないならゴールを設定すればいいやん
・リターンをつくる(目的や意味を見いだす)しかなかっちゃん
そういう作業をすればよかと。
やらされ仕事を好きな仕事に変える
なかなかむずかしいかもしれんけど誰もがレベルの高い仕事がしたい、仕事が早いデキる人になりたいと一度は思ったことがあるやろ。そこでやけどオススメは、
・質を高めよう
・ベストタイムを出そう
と思うことよ。そう考えた時点でもうそれは与えられた仕事ではなく、主体性のある仕事に変わるとよ。付言やけどベストタイムを出すは、早ければいい加減に仕上げてもいいということではないけん。ルールを守って、質を高めて、そのうえでスピードを高めるという意味よ。
ベストタイムはどちらかといえば最後、上級者向けの方法になると。フリーランス7年目やけど、記録更新はもちろんベストタイムを叩きだすとか、いまだに意識したことはなかとよ。
終わりが見えないならゴールを設定する
ゴールは時間を区切り設定することも大事やけど、間に合わせようと慌てるとよね。それが質の低下を招くし、本末転倒的なことになるけん、待ったなしの設定ではなく自分のペースに合わせ「ここまで終えたら一段落させる」という設定が大切よね。
ただし精神科医の樺沢紫苑氏が著書『神・時間術』で書いとうけどヒトが集中できる時間には限度があり、45分そしてかなり深く集中できるのが15分らしいけん、15分または45分で終わらせることができそうな作業を設定して区切る(工程化する)とよかよ。
時間軸ではなく作業軸でゴール設定してみるとよ。
リターンをつくる(目的や意味を見いだす)
これは多分、みんな実際にやってきとうと思うんやけど、自分へのご褒美を設定することやね。その仕事を終えたら、
・中洲に行く
・うまかもんを食べに行く
・旅行に行く
・ほしかったモノを買う
それだけでモチベーションは上がるよね。会社から給与以外のリターンが望めんなら自分ができる範囲内で自分にリターンを出すしかなかろ。今までやったことがないんやったら、ぜひ試しちゃってん。
でもくさいくらリターンがあっても「なんでその仕事をすると」その目的や意味を見いだせんと、仕事へのモチベーションはあがらんと。
その仕事が終わったら上司や次のラインに成果物を提出するんやけど、提出したら終わりで完結させんで、その先を考え、知ろうとすることが大切よ。
自分自身で確認できればその仕事の先をしっかりと目視で確認してん、できんやったら(新人のうちなら)上司や次の担当者に訊けばいいとよ。それだけで仕事への向き合い方は変わるけん。
上記3つを実践できれば、これまでよりも集中力は向上していくやん。
効率化を図る
効率化は質をそのままに時短させること、時間そのままに質を高めることというとよね。
効率化を実現させるには
・道具
・意識
を見直す必要があると。
道具を見直す
会社から「変更禁止」「持ち込み禁止」とか強く指定されとうなら仕方ないんやけど、自費、自己責任でよかなら最新文房具などを積極的に取り入れちゃってん。
時短、疲労軽減を目的に開発されたものもあるけん、空き時間に探してみるとよかよ。
デスクワークが多いんやけど最近、オフィスチェアからゲーミングチェアに換えたとよね。腰に当てるランバーサポート、ネックピローがあるものを購入したんやけど、それだけでかなり疲れが違うっちゃんね。
とにかくパソコンをよく視る人はブルーライトカットレンズのメガネをかけるだけでも目の疲れが違ってくるけん、導入してないなら、これを機に検討し。
意識を見直す
いくら道具を揃えてもね「今のままでいい」という意識では時短はむずかしかね。逆に道具はなくてもくさ「今までより少しでも効率よく」と心がけとうなら、それだけで時短は実現できるとよね。その心がけで1秒でも短縮できれば、それが日々、積み重なるけん、それだけでかなりの時間を節約できると。
道具を揃えかつ時短を意識すれば、効率化できると。
ここまで集中力を向上させる、効率化を図るヒントをお伝えしてきたんやけど、それで労働生産性を多少、高めることができたからといってもくさ、それが最大限(100%)の労働生産性とはかぎらんとよね…
なぜかといえば労働生産性は経験上、環境にも大きく左右されることがあると。どういうことかは次章で説明するけん。
労働生産性を100%発揮できる環境とは
全部がくさ正しいと思えるような環境下じゃないと実力は100%出しきれんで、本来の労働生産性は出せんと経験上、考えとうとよね。
例えば人間関係。周囲にひとりでも心ない人、嫌がらせをする人がいると、その人との関係について悩みが生じるけん、仕事に100%集中できなくなると。
次に職場。そこがブラック企業で連日、長時間労働を強いられていれば疲労で頭は働かんよね。また理不尽な目に遭わされとうなら心は不安定になるけん、仕事に大きな支障が出ると。
また「言いたいことも言えん職場」では不満を抱えるけん、悶々とした気持ちになろ、よか仕事ができるわけないやん。
最後に仕事。誰にでも得手、不得手がある、得意分野、不得意分野の存在は否めんけん。会社や上司から適材適所的に業務を割り当てられていないなら、適切な結果なんか出せんよね。
業務を行う上で誰が見てもムダ(要らない)とわかることや、成し遂げることなど到底できんことを強制される、もしくは妨害を受けたとき(これらを過大な要求というと)。
また逆に能力や経験を鑑みて、とてもかけ離れとう低レベルの仕事を命じられたとき、もしくは仕事を与えられなかったとき(これらを過小な要求というとよね)もまた、本来の実力を発揮できるわけがないとよ。
もし今、そのような状況にあり、
・仕事ができん
・人間関係がうまくいかん
など悩まれとう人、また周囲から「ダメ社員」的なレッテルを貼られ、低評価を甘受しとう人にお伝えしたいのはその評価は正しくないので気にせんでよかよということやね。
その理由は3つあり、まず正しい人ら、正しい場所、正しい仕事に恵まれていない環境で下されたものやけん。次にそのようなところでは労働生産性100%の力を出しきれるわけがないけん。そして心ない人が嫌がらせの一環で相手を傷つけるために下した評価である可能性が高いけん。
そのような評価はくさ正直、気にしても意味がないと。
まとめ
労働生産性を高めたいなら、集中力を向上させ、効率化を図るしかなかろうもん。しかしそれだけでは真の労働生産性を出せているとはかぎらんとよね。
本来の労働生産性は正しい人らと正しい場所で正しく仕事をしているときにきちんと発揮できるものやん。そのような環境下で仕事をしたときに得られた評価こそが、本当の自分の実力といえると。
しかしそのような恵まれた職場は稀で、多くの人がきっと本当の意味で労働生産性を十分、発揮できていないんやろうね。